特許戦略編

10.ベンチャー企業にとっての経営上の危機は大企業以上のものがありますが、産業財産権に関する危機としてはどのようなものがありますか?

 ベンチャー企業(一般の企業も同じですが)が遭遇する種々の危機のうち、産業財産権で対処可能なものとして、つぎがあげられます。

  1. 模造品の出廻りによる信用の毀損、売上げ減
  2. 競合品の出廻りによる売上げ減
  3. 自社ブランドの他社による無断使用、ブランド名の希釈化(一般名称化)、商標 (類似のものも含む)の他社による無断使用等による売上げ減、および信用毀損
  4. ノウハウを無断使用されることによる競争力低下
  5. 自社の特許取得の妨害(情報提供や無効審判の請求など)
  6. 他社の有力特許等の出現による事業展開の制約
    • ベンチャーが優秀な基本特許を取得しても、大手が改良特許等を次々と取得すると、発展型の技術を大手に取られるので、商品化の段階でベンチャーが負けるケースが多い。
  7. 他社特許等を侵害したことに対する民事上刑事上の責任の追及
    • ベンチャーが大手の改良特許等(数が多い)で攻められる。
  8. 資金不足